データサイエンス職志望の大学院生のブログ

データサイエンス職志望の大学院生の就活備忘録です

デロイトアナリティクス 面接

 

本日は、以前企業研究の記事を書いたデロイトアナリティクスの、選考の内容について書いていきたいと思います。

ESの締め切りは10月後半で、内々定が出るのは2月の後半でした。選考期間がかなり長いですね。

私にとっては初めての選考だったため、かなり緊張したのを覚えています。

 

ちなみに私は、1月後半に実施された最終面接で落とされました。(笑)

 

デロイトアナリティクスは、新卒採用を始めてそれ程時がたってない事や、採用人数が少ない事もあり、ネット上に選考に関する情報が少ないですよね。

私は最終面接で落ちたためにすべての面接に関する情報を持っているので、覚えている範囲で詳細に、選考内容を書いていきます。

 

 

1次面接

1次面接は、1対1の面接で、時間は30分程度だったかと思います。面接官の方は大変優しく、話しやすい雰囲気を作ってくださいました。

 

聞かれた内容は、

・自己紹介  ・志望動機

・自分の長所と短所  ・頑張った事の深ぼり

・研究の深ぼり

・達成感を感じた経験

インターンに参加した際の自分の役割

・働いたらどんなデータを触りたいか?

東京オリンピックの成功をどう判断するか?

東京オリンピックの成功のために、どんな分野に力を入れると良いと思うか?

でした。これに加えて、逆質問の時間もありました。

 

前半はかなりオーソドックスな質問が多かったです。自己分析をある程度していれば、詰まる事なく答えられる質問でした。

特徴的だったのは、最後の2つの質問です。頭の回転の速さや、論理的思考能力を問うような質問です。自分はあまり良い解答ができなかった気がしますが、面接官の方が優しくフォローしてくださいました。

 

ちなみに、「働くとは何か?」「あなたを漢字1文字で表すと?」といった質問をされている友人もいました。

 

 

 

座談会&筆記試験

1次面接と2次面接の間に、座談会&筆記試験がありました。少し変わってますね。

 

座談会は、7名程度の班に、2名の社員さんが座ってくださり、質問に対して回答してくださいました。この時間も、選考と無関係という事はないと思います。ある程度質問を考えておいた方が無難です。

 

筆記試験は、自分にはかなり難しかったです。論理的思考力を問うような問題で、少し珍しい問題でした。テスト名はよくわかりませんが、デロイトトーマツコンサルティングwebテストと同じ種類のテストでした。会場で受験するため、不正はできません(笑)。普段webテストを友人に手伝ってもらっている方や、テストに自信がない人などは、準備していったほうが良いかも?

 

この時点で、それ程レベルの高くなさそうな学生が多くみられたので、1次面接の倍率はあまり高くなかったように感じました。

 

 

 

GD &2次面接

GDのテーマは、「データ分析を活用した新しいサービスを考えろ」でした。考えを40分でまとめて、最後に発表する形だったと思います。

メンバーはかなり高学歴で、僕のグループは半分以上が東大の院生でした。

学歴コンプレックスのようなものは抱いていませんが、相対的に見た自分の学歴があれ程低いのは、初めての経験でした。

 

続いて、2次面接。2次面接は、面接官が2人の、個人面接で、時間は30分程度だったと思います。1次面接よりは、少しピリついた雰囲気。

 

聞かれた内容は、

・GDの感想、チームで誰が一番優秀だったか?、誰が優秀でなかったか?、改善すべき所

・自己紹介  ・志望動機  

・学生時代に頑張った事と、その中で得たもの

・チームで成果を上げた経験と、その時の役割

・どんな分析をした事があるのか

・20年後、今のGAFAの立ち位置(時価総額TOP)に来ている会社名を3つ挙げて

 

この回も、オーソドックスな質問と、独特な質問がありました。

最後の質問はかなり独特ですよね。頭が真っ白になってしまい、めちゃくちゃな解答をした記憶があります。

 

ちなみに友人は、「富士山の土をトラック1台で移動させると何回?」といったフェルミ推定の問題や、最新のニュースに関する質問をされていました。面接官によって聞かれる事がかなり変わってくるので、対策が難しいですね、、。

 

座談会&筆記試験の時と比較して、明らかに自分の周りの学生のレベルが違いました。偶然かもしれませんが、もしかすると、座談会&筆記試験の倍率がそれなりに高かったのかも、、?

 

 

 

最終面接

最終面接は、パートナーとの1対1の面接です。予定された時間は1時間でしたが、自分の場合は40分程度で終わってしまった記憶があります。

 

聞かれた内容は、

・自己紹介   ・志望動機

・選社軸

・データ分析の会社の中で、なぜデロイトアナリティクスか

アクセンチュアやアビームなどではだめなのか?

・監査のデータをどう分析して、どう役立てるのか(かなり詳しく聞かれた)

・AIとはなにか、高校生にわかるように説明して

・エンジニアのインターンでやってる内容を高校生にもわかるように説明して

でした。

・周りの人に何と言われるか、2つ答えて

・逆質問

 

人柄や、本当に会社に入ってくれるかどうか、物事をわかりやすく説明する力があるかどうか、をみるような面接でした。

私は、志望度合いをうまく伝えられなかった事と、わかりやすい説明ができなかった事があり、落とされてしまったのだと思います。

 

最終面接の予約時の枠は、確か25枠程でした。それぞれの枠に1名とすると、最終的に内定を出すのはおそらく10名強程度だと思うので、最終面接の倍率は2倍くらいかな??

 

 

 

感想

全体として、かなり難しい選考でした。

 

選考が長期間に渡るので、かなり時間を使わなければならないのが難点です。ESを出してから内定が出るまで、4か月ほどかかりますからね、、、

自分の時間をすごくたくさん使っていた選考だったので、落ちたときはショックでした(笑)

 

内定を頂いた方に話を伺った所、内々定の承諾期限は、3月末だったようです。

内定を承諾して辞退するのは大変そうなので、本気でこの会社に行きたい方でなければ、受けなくていいのではないかと思います。

 

 

 

最後に、私が学生時代にお世話になった技術書を記載しておきます。

統計学入門

統計の基礎を学ぶのに適しています。初学者には難しい部分がありますが、

辞書的に家に置いておいて損はない本です。

データ解析のための統計モデリング入門 一般化線形モデル・階層ベイズモデル・MCMC

統計モデリングの概念は、こちらで学びました。

上記の2冊を完璧にしておけば、統計・データ分析はある程度語れるはずなので、面接は困らないと思います。

加えて、能力を定量的に示すためには、統計検定準1級を保有しておくと、かなり評価をもらえるのではないでしょうか。取得に向けては、以下のワークブックがマストです。

日本統計学会公式認定 統計検定準1級対応 統計学実践ワークブック