データサイエンス職志望の大学院生のブログ

データサイエンス職志望の大学院生の就活備忘録です

電通 企業研究 データサイエンス職について

 

 

本日は、電通について書いていこうと思います。

以前電通デジタルについて記事を書きましたが、電通本体にもデータテクノロジーセンターといって、データ分析の部署があります。

 

会社概要

電通は、言わずと知れた広告代理店の最大手です。就職難易度のランキングなどでは、商社やTV局と並んで最難関とされています。選考の倍率はかなり高いようで、コネのない一般の人間が入社するのはかなり難しいとか。一方で、電通博報堂などの広告代理店はデータ分析ができる人材をかなり欲しがっているようなので、統計やAI・機械学習を学んできた学生はかなりアドバンテージがあるのではないでしょうか。広告の会社ですが、「広告は社会問題を解決するためのソリューションの1つでしかない」と書かれていました。社会問題を解決して新しい未来を作っていこうという会社で、コンサルティングファームが競合となるようなケースも多いそうです。

 

職種

電通の新卒採用の募集職種は、

・総合職

・デジタルクリエーティブ職

・アート職

があります。

 

データサイエンス系の職を志望している方は、総合職か、デジタルクリエーティブ職での選考に応募する事になるかと思います。

マス広告やデジタル広告のデータを分析して、企業のマーケティング戦略の最適化をしていきたい人は、総合職。データ分析やAIをはじめとしたテクノロジーとアイデアを掛け合わせて人の心を動かしたい人は、デジタルクリエーティブ職で応募するのが良いと思います。

総合職はすべての部署に配属の可能性があるので、迷っている人は総合職で応募すれば問題ないかと思います。

 

 

電通デジタルとの違い

これは気になっている人もいるのではないでしょうか。データ分析は電通デジタルでしかやっていないのでは?と思っている方も少なくないと思います。

 

私が考える電通電通デジタルとの違いは、大きく2つです。

 

1つ目に、扱うデータが違います。

電通では、テレビ・ラジオ・新聞など、マスメディアのデータを分析する事が多いです。

一方の電通デジタルは、ネット広告などのデジタル領域のデータを分析します。

 

もちろん業務として重なる部分はあると思います。一緒に働く事も多いそうです。ただ、軸となる部分はマスとデジタルで異なっています。社員さんにお話を聞いた所、マスとデジタルを掛け合わせたようなデータ分析をする機会は、電通本体の方が多いそうです。電通デジタルでは、かなりデジタルに特化した業務になりそう。

 

2つ目に、待遇が違います。(笑)

電通は、かなり高い給料をもらえます。30歳頃には1000万に届くというような話もよく聞きます。

一方の電通デジタルはまだ設立されたばかりの会社ですので、新卒採用で入るにはキャリアが想定しづらい部分があります。電通デジタルの社員さんにお話を伺いましたが、給料についてはよくわかりませんでした。ただ、一般的な会社と比較すると多そうではありました。

 

 

博報堂との違い

電通広告業界で売上がNO1であり、関わる事ができる仕事の幅が広いです。「電通でできて博報堂にできない事はあるが、その逆はない」とも言われています。実際、2020年の東京オリンピックに関わる仕事ができるのは、広告代理店としては電通だけですよね。

 

しかし、実際に働く中で電通博報堂にすごく大きな差があるのかというと、そうでもないのか?と個人的には思っています。

なので、選考の際には、社風に対する理解が重要になってくるのではないでしょうか。私は両社とも社員の方にお話を聞かせて頂いたので、個人的な感想を書いていきたいと思います。

 

まず共通している事としては、どちらの会社の方も本当に優秀でした。皆さん仕事に対して熱意を持っており、質問に対してとても親切に回答してくれる方々でした。1を聞いたら10にして返してくれるような方々でした。

 

博報堂は、「粒ぞろいより粒違い」というカルチャーがあり、なにかとがった能力を持っている人が多かったです。芸人のように面白い方、研究所に勤めていた方、すごくイケメンな方(笑)、、、など、多種多様な方々がいらっしゃいました。

博報堂には「超理系採用」といって、データ分析ができる方専用の選考があります。こちらの選考にはGDがないようなので、「コミュニケーションは得意じゃないけど、データ分析はだれにも負けない!」というような人は、博報堂の方が受かりやすいと思います。

 

一方電通は、総合力が高そうな人が多かったです。学歴・語学力・やってきた事・コミュニケーション能力・ロジカルシンキング、、、など、総合的に優れているような人材が多いように感じました。選考にはGDと小論文が課されるので(年によってルートが異なる事もあるよう)、幅広い能力が必要になってきますね。

電通は体育会系」というような話を聞いたことがありますが、少なくともデータ分析の部署は、そういった印象は全く持ちませんでした。

 

語弊を恐れずに言うと、博報堂は、「3,7」の能力を持っている人間。電通は、「5,5」の能力を持っている人間がいるように感じました。イメージ伝わりますかね?(笑)

 

 

まとめ

デジタル広告の売り上げが拡大していますが、マス広告がなくなる事はないと、私は思っています。デジタルとマスを掛け合わせたマーケティング戦略を考え、それを広告に落とし込む事ができる点として、電通は大変魅力的です。

最近はAIを使って新しいビジネスを作っているような動きもあり、大変面白そうです。

 

また、労働環境についてですが、少し前に不幸な事件があって以来、大幅に改善されているらしいです。22時にはビルの電気が消されるんだとか。

 

電通の社員になったら、女の子にモテモテだろうなあ、、、